大工塾ネットワーク「杢人の会」

ご挨拶


いよいよ『協同組合杢人の会』の船出です。

私たち『協同組合杢人の会』が目指していくことは、
『大切にしなければいけないこと、守っていかなければいけないもの、など、重要な部分である基本的な考え方は共有し、しかし、それぞれ個々人の個性は認め合いながら、「杢人の会」としての考え方と技術、そして造り方を進化させていこう』
とすることです。

お互いの現場を行き来するなど、個々の会社の垣根を越えた関係をすでに築いてきた私たちだからこそ、大工だからこそできる協働(協同)があるはずです。
新しい工務店ネットワーク(大工ネットワーク)の確立を目指したいと思います。

私たちは、お互いに出会った時期は様々ですが、「大工塾」というフィールドで出会いました。
大工塾での学びは、さらなる刺激を与えてくれました。そして、考えを深めてくれました。
(大工塾で会う夜は、)お互いに熱い想いを夜通しぶつけ合い、それにより心を動かされたり、新しい考えを持ったり、お互いを認め合ったなかで組織したのが「杢人の会」でした。

活動を深めていくに従い、「もう一歩進んだ関係を築きたい」とのさらなる想いからこのたび協同組合を設立する運びとなりました。

良い住宅を建てるための条件の一つには住む人、設計者、作る人(大工、工務店)の三者が対等の立場で信頼しあうことが必要です。
しかしながら、住宅を建てようとする人にとって、どこに頼むべきなのか?
信用できる設計者やつくり手(大工)を探し出すことは簡単なことではありません。
逆に、私たちにとっても短い期間で住む人と信頼できる関係をつくることは容易なことではありません。
そのような時に、この協同組合が仲人役として「橋渡し」が出来るのではないかと思っています。なぜなら、この杢人の会の組合員は、何年にも亘って「住む人にとって、本当に良い住宅とはどうあるべきか?」「私たちは、どのような木造住宅をつくっていくべきなのか?」あるいは、「自分の進むべき大工像は?」などなど、それぞれ個個人が真剣に考えながら木と住宅と向き合ってきている姿を目の当たりにしていますから…。

そして、私たちは、決しておごることなく自然体で、ひとつひとつ「良い住宅」を丁寧に真心をこめて、つくっていくことでしか前に進むことができないのだと理解しています。

一社(一人)ではできなかったことを、みんなで力をあわせ協同することで、新しいネットワークを築いていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

協同組合杢人の会 理事長 稲垣強 

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