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大工塾ネットワーク協同組合 杢人の会

13:和のつくり
2017.08.31

これまでに日本人の住まいはどのような進化をしてきたでしょうか。
縄文時代の竪穴式住居から現在の住宅建築に至るまでに時代の変化と共に耐久性、機能性、様々に移り変わっていきます。
海外からの影響に大きく左右されているのは今も昔も変わらないようですが、それにたいして現在の建築と言うものは日本の独自のものというものが現在あまり国内での進展を遂げていないようにも思えます。
この日本独自の建築こそが和ではないでしょうか?
象徴的なもので言うと座敷の生活が一つあります。
日本人の住宅の特徴で言うと玄関で外履きを脱ぎ屋内では床に座って生活をする習慣が現在では椅子中心の生活に変わってしまいました。
明治になり洋風建築が導入され戦争に敗れた日本はその影響をまともに受けることになってしまいます。
それ以降建築基準法にまで海外の形式をうけてしまっています。
このような進化の仕方が本当に良い進化の仕方なのでしょうか・・・

それ以前には座敷の建築が書院造りに始まり日本独自の茶の文化を築き数奇屋の様な茶室建築も生まれてきます。
その影響は農家や武家の民家にまで広がっていきました。

時代の出来事と共に文化は突然変異を起こしたりして変わっていくことは当たり前のことだと思いますが、日本という文化を尊重しそしてそれを今の生活の基準に合わせて行く事が必要なのではないのでしょうか?

私たち日本人が持つ特徴を活かす事によって住みやすい住宅環境が造れると思います。
それがこれからの日本の住宅建築に関わっていく人達の課題なのではないでしょうか?

和のつくり

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