建築工事には様々な職種の人が仕事としてかかわってきます。大工の場合はそれらの工事をまとめて工事全体を管理するのも仕事の一つです。
お施主さんの紹介や設計士さんの指名などではじめて一緒に仕事をする職人さんもいます。そんな時は仕事を始める前に打ち合わせを綿密にしておかないとトラブルのもとになってしまいます。「こんな仕事はできねー」とか 「予算見てねーよー」等。
その職人さんが普段どんな仕事をしているか、お茶の時間などに根掘り葉掘り聞いてこの職人はこの現場でどの程度の仕事を想定しているのか想像します。
予算の中でできるだけ上級仕事をしてほしいので、時にはその職人の昔やった現場を見に行って「あそこはいいねー」ともちあげつつ、この現場でも良い仕事をお願いします。
どの職人も自分の仕事には深く考え工夫を凝らしている人が多いです。しかし、その工夫が果たしてその目的の解決になっているのか不明な時もあり、そんな時は深い議論に落ちていきます。
大工同士の場合は単純で、半日も一緒に仕事すると役割分担ができてしまうのではないかと経験上思っています。ぼくも仕事ができる人と一緒に仕事をすると自分で考えずに仕事のできる大工の指示通りに動いてしまいます。大工仕事がスムーズに進んでいくので気持ちがよいのです。
図面には書くことができない職人仕事。若い人材もぴょこぴょこでてきているので楽しみです。
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